マダニ由来の感染症に関するお願い

マダニ由来の感染症 

SFTS (重症熱性血小板減少症候群)

エゾウィルス

が問題になっております。

ヒトへの感染・重大事症の発生も報告されております。

ノミ・ダニ予防を

1~3か月以内に行っていない仔の診療を希望される場合

外に出てしまう猫さんの場合

1~3年に以内に混合ワクチンを接種していない場合は

受診時、必ず申告ください。

診療の際、SFTSの可能性があるが場合

ヒトにも感染し、重大事象(命に係わる事象)が起った事象も報告されております。

この為、獣医師・動物看護士に対して診療時

アイガード・マスク・グローブ・ガウンの装着が推奨されております。

症状としては、

猫の場合

発熱・下痢・嘔吐・白血球減少・血小板減少

を認めます。

犬の場合は、

類似した症状は出るものの不明確な症状が多いと報告されています。

ヒトの場合、

発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、

時に、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などが報告されており

血小板減少、白血球減少、肝酵素値の上昇を認められるとされています。

国立感染症センターの報告では

SFTSの死亡率は 

ヒトでは27

 犬では40%

猫では60%とされています。

上記の申告項目ににつきましては、

ノミダニ予防は、原因となるマダニからの感染経路を除外することにより

感染のリスクを減らすこと。

(予防をしているから絶対安全ということでありません)

ワクチンにつききましては

SFTSが、猫のワクチンで予防できる病気の

汎白血球減少症と症状や検査結果が類似するため

診療時に大切な判断基準となります。

SFTSは犬よりも猫に多いといわれています。

外出してしまう猫の場合、

ウィルスとの接触のリスクが上がります。

この為、診療時の準備なども必要なためお願いしております。

SFTSの感染経路は、

咬傷・体液(血液・唾液・尿)の飛散・

血液・飛沫感染が言われております。

診察時に怖がってしまう等の性格的問題がある場合も

お教えいただければ大変助けになります。

獣医師会・保健所はじめ各自治体からも周知を徹底するように

強く指示が出ております。

何卒ご理解・ご協力頂きますようお願い申し上げます。

マダニ由来の感染症につきましては、

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html

北海道庁 https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kst/20210922dani.html

埼玉県 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) – 埼玉県

宮崎県 宮崎県:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するお知らせ

等、国 各都道府県より啓発を行っております。

ワンちゃん・ネコちゃんだけではなく、

日頃、草木をはじめ自然と接する際にも

服装など、マダニに規制されない対策なども大切です。

正しい知識を以て、冷静に対応いただきますことも

重ねてお願い申し上げます。